変形性股関節症の本当の原因は?年齢だけではない本当の理由
「歩き始めに足の付け根が痛む」
「階段の上り下りがつらい」
「長く歩くと股関節が重だるくなる」
このような状態で、変形性股関節症と説明されることがあります。
「年齢だから仕方ない」と言われることもありますが、本当にそれだけが原因なのでしょうか。
変形性股関節症とは?
股関節は、骨盤と太ももの骨(大腿骨)をつなぐ大きな関節です。
体重を支えながら、歩く・しゃがむ・立ち上がるといった動作を担っています。
本来は軟骨がクッションの役割を果たし、滑らかに動く構造ですが、
・長年の負担
・関節の使い方の偏り
・筋力低下
などにより軟骨がすり減り、骨の形が変化することがあります。
これが一般的に「変形性股関節症」と呼ばれる状態です。
主な原因① 長年の使い方のクセ
日常生活の中で、
・片足重心で立つ
・足を組む
・いつも同じ側で荷物を持つ
といったクセが続くと、関節の一部に負担が集中します。
股関節は球関節なので、本来はさまざまな方向に動けます。
しかし偏った使い方が続くと、動きが制限され、特定の部分だけがすり減りやすくなります。
主な原因② 骨盤の傾き
股関節は骨盤の一部です。
骨盤が前後・左右に傾くと、股関節のかみ合わせが変わります。
その結果、関節内の圧力バランスが崩れます。
特に骨盤の後方にある仙腸関節の可動性が低下すると、
骨盤の安定性が損なわれ、股関節への負担が増えることがあります。
つまり、股関節だけの問題ではないのです。
主な原因③ 筋力の低下
股関節まわりの筋肉、特に
・中殿筋
・腸腰筋
・体幹筋群
が弱くなると、歩行時の衝撃をうまく吸収できなくなります。
女性は加齢とともに筋力が低下しやすいため、
「支える力」が弱まることで関節への負担が増えます。
主な原因④ 先天的な要素
生まれつき股関節の受け皿が浅い場合、
若い頃から関節への負担が蓄積しやすい傾向があります。
この場合でも、姿勢や筋力の影響は大きく関係します。
画像だけでは判断できない理由
検査で「変形しています」と言われても、
痛みがほとんどない方もいます。
逆に、変形が軽度でも強い違和感を感じる方もいます。
これは、
構造の変化だけでなく、動きの質や負担のかかり方が影響している
ということを意味します。
まとめ
変形性股関節症の原因は、
・長年の使い方のクセ
・骨盤や仙腸関節のアンバランス
・筋力低下
・加齢による変化
などが重なって起こります。
単に「年齢だから仕方ない」と考えるのではなく、
負担を減らす環境を整えることが重要です。
股関節は身体の中心にある大きな関節です。
土台から整える視点が、将来の動きやすさを守る鍵になります







